プロテオグリカンとは、キチン、キトサン、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸等の糖鎖栄養素の一つであり、このプロテオグリカンからグルコサミンやコンドロイチンをつくる事が出来ます。この働きにはキチン、キトサン、ヒアルロン酸と似た作用があり、糖鎖栄養素を豊富に含有しており、細胞間のコミュニケーションを円滑に行うための媒介となり、また免疫機能を正常化し、体調を整える役割を果たします。この度、現代科学の力により、プロテオグリカンが鮭の鼻軟骨から高い純度で抽出できるようになり、身近に使用することが出来るようになりました。このプロテオグリカンは、潰瘍性大腸炎、クローン病、アトピー性皮膚炎、変形性関節症などに有効である他、がんの進行抑制、糖尿病、リウマチなどの自己免疫疾患、花粉症、その他のアレルギー性疾患、胃・十二指腸潰瘍、様々な疾患への効果が期待出来ます。
私たちの身体には、約60兆個の細胞があり、その細胞一つひとつには、産毛の様な糸が無数についています。この糸は、グルコースやガラクトースなど8種類の単糖(糖鎖栄養素)が特定の配列で鎖状につながった構造をしており、この鎖のことを「糖鎖」と呼びます。糖鎖は、細胞間の情報伝達に重要な役割を担っており、2003年マサチューセッツ工科大学が出版した「テクノロジー・レビュー」誌に糖鎖栄養素の研究(グライコミクス)は「世界を変える10の技術」の一つとして取り上げられています。中国では古くから、滋養強壮、免疫力の向上、美容に効果があり糖鎖栄養素の6種類をバランス良く含む、天然素材の嚥窩(えんか:アナツバメの巣)が上流階級に高級食材として珍重され、「補中益気」の効果により漢方薬としても愛用されてきました。
[アトピー性皮膚疾患]
多くの病気は食事や生き方の偏りなどで起こり、炎症は病気を治すためのステップなのです。 アトピーの原因を不明として、対症療法の薬を処方する流れを絶ち、腸内フローラ(お花畑)を良好にする。まさに腸内をきれいなお花畑にして、免疫反応を正常に戻すことのできる、プロテオグリカンに大きな期待が寄せられています。
[潰瘍性大腸炎]
この病気は10万人を越え、患者数は毎年10%位の割合で増加しています。腸内細菌の関与や、自己免疫反応の異常、食生活の影響などが原因と言われています。しかしまだその原因は不明です。そこにプロテオグリカン(PG)が登場しました。大学の研究では、腸炎マウスの出血症状を観察し、血液学的・病理組織的に評価したところ、PGの経口投与は腸炎に対する抗炎症効果があることが確認されました。この効果はPG自身の機能の他、PGが腸内細菌によって分解される過程で生じた、n-酪酸による可能性が示唆されています。
[変形性関節症]
プロテオグリカン(PG)はコラーゲンやヒアルロン酸とともに軟骨を形成する重要な成分です。非常に高い保湿性を持ち、軟骨にクッション性を与えています。高齢者に多い「変形性関節症」は加齢によるこのPGの減少再生能力の減退が原因であると考えられています。
PG摂取により軟骨の再生作用があり、改善が期待されます。
[がん細胞抑制]
がんの進展を促進する物質に、ミッドカインというものがあります。このミッドカインには細胞移動促進作用と細胞の生存促進作用があり、それらの作用によってがんをより悪化させる働きをしています。そして、ミッドカインに強く結合し、その作用を抑える働きをするのは、プロテオグリカンに含まれるグリコサミノグリカンです。プロテオグリカンを摂ることにより、ミッドカインの作用を抑え、ひいてはがん進展を抑える効果が期待できます。もう一つのがんの進展を促進する物質に金属プロティナーゼ(MMP)というものがあります。
がんの増殖には、血管を作ることが必要になるのですが、MMPは、この血管の新生に力を貸す存在です。このMMPの作用を消してしまえば、がん細胞は血管新生が行えず、増殖できなくなります。現時点でプロテオグリカンの経口投与により、MMPの作用をおさえることがわかっており、がんに直接働くのではないようですが、進展をとめる作用が、プロテオグリカンには期待できます。
その他免疫力アップ、アンチエイジング美肌効果、便秘改善
第10回国際統合医学会学術集会に参加しました。
(H21.7.18)

東京コンファレンスセンター品川にて開催された統合医療と最新の機能性栄養学の学会に参加させていただきました。










